認知行動療法のすすめ
まずは自分自身の考え方に疑問を持ちましょう。その考えは正しい合理的なものですか。
あなたにも認知のゆがみがあるかもしれません。
代表的な不合理な信念(認知のゆがみ)
①マイナス思考
良いことを無視して、何でも悪い出来事にすり替えてしまう。
②拡大解釈・過小評価
自分の短所や失敗を大げさに考え、長所や成功を過小評価する。
③感情的決めつけ
客観的な事実より否定的な感情を堅実だと決めつける。
④すべき思考
何かをやろうとする時、〜すべき、〜すべきでないと感情的に固まった思考。
⑤一般化しすぎ
一つ良くないことがあると、「いつもこうだ。」「上手くいったためしがない。」など、ネガティブに捉える。
⑥結論の飛躍
特に確かな理由もないのに、深読みや先読みをして、悲観的・否定的な結論を出してしまう。
⑦極端なレッテル貼り
失敗したとき、自分に対し極端なネガティブなレッテルを貼ってしまう。
解決の糸口
長年の経験に基づく信念ですから、すぐに考え方を変えるのは困難です。
「どうしてそのように思ったのか」「どうしてそう考えたのか」を問いかけ、その考え方が「現実的なものかどうか?」「本当に正しい物事のとらえ方なのか」検討してみることが大切です。そして徐々に不合理であることに気づいていきます。
認知行動療法は、その歪みの気づきをサポートするものです。全く反対の考え方もあることをアドバイスします。ストレス状況に対する自動思考を正していく手助けをします。
気づくことで行動も変えることができます。これが認知行動療法です。
0コメント