フレイル予防のあいうえお「あ」「い」「う」
年を取って、気力や体力が衰えてくるフレイルを予防するには、運動、栄養、社会参加が必要です。フレイル予防カルタで生活を変えるアドバイスをしています。
「あ」:握力維持に努めましょう。ペットボトルや瓶の蓋がなかなか開けられないと言うことはありませんか?今まで簡単に開けることができた洗剤のボトルもなかなか開けられなくてショックを受けました。握力の低下は全身の筋力が弱くなっていることを教えてくれます。握力は健康の指標になります。運動能力だけでなく、口腔機能や認知機能にも関与していることが報告されています。
「い」:生きがい、意欲を持ちましょう。毎日がつまらない、楽しくないと感じていませんか。生きがいを持つことで意欲が出てきます。生活の満足感や幸福感が上がってきます。最近は高齢者の自殺も少し増えてきています。ボランティアや趣味を通じて社会参加することで楽しみが増えてきます。趣味をたくさん持っている人の方が認知症になりにくいことが報告されています。他の人と交流して趣味をすることはフレイル予防に大切です。
「う」:運動しましょう。運動習慣は年を取れば取るほど大切になってきます。外出する機会が減っているので、運動不足になってしまうからです。週2回以上、30分以上の運動をすることがおすすめです。運動はウオーキングという人が多いですが、散歩とウオーキングは違います。運動していることを意識してやや大股の早足で歩きましょう。残念なことに、犬の散歩はウオーキングになりません。また、ウエイトトレーニングをして筋肉が落ちてくるサルコペニアを予防しましょう。お家の中でも、ウエイトトレーニングの基本であるスクワットやランジをすることができます。なるべく正しい姿勢でゆっくり行うと効果が出ます。回数よりしっかり確実に行うことを意識しましょう。
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